久々の東京湾観音

今月の11日に友達と2人で千葉県富津市(ふっつし)にある東京湾観音に行ってきた。

富津市とは千葉県君津市の下にある市である。

東京湾観音の下から見た外観はこんな感じである。

駐車場近くから見た東京湾観音の外観はこんな感じだ。

これから東京湾観音の歴史について学んでいこう。

     【東京湾観音の歴史】

第二次世界大戦中、東京の深川で材木問屋を営んでいた宇佐美政衛翁。昭和20年3月東京大空襲で町は一面火の海となり、沢山の犠牲者が出た。その光景を目の当たりにした翁は世界平和の尊さを心から感じ、また、戦禍でうろたえる人々をどうにかせねばと奮い立ち、戦後、建設委員長として富岡八幡宮(東京都)を支援した

戦没者慰霊と世界平和への想いから、東京湾観音は建設された。昭和31年の構想から5年に及ぶ歳月をかけ、昭和36年9月に完成した。

 当時最高の建築技術で建てられた東京湾観音は56mの御姿を支えるために地下10メートルに16本の柱が埋められ、御姿の中心にある直径3メートルの軸によって全体が支えられている。

長い工期にもかかわらず、一件の事故もなく計画通りに竣工できたのは、まさに観音様の御加護だと実感したそうだ。

 

 胎内にはゆったりとした【らせん階段】が314段あり、20階まで各階に胎内仏が祀られてる

 13階の腕展望と19階の宝冠部展望からは東京湾と房総半島の雄大な景色を見ることができる

(往復所時間  約20〜30分程度)

原型作者の紹介  長谷川昂 (はせがわ こう)

千葉県鴨川市生まれ。 鴨川市名誉市民

20歳の時に高村光雲に認められ、内藤伸に仏像彫刻家として活躍。

  昭和37年、世界美術展に`浄池`を出展、国際グランプリ金賞を受賞した。

 

   東京湾観音はの原型は、奈良県法隆寺夢殿にある救世観音をイメージして造られた。

`仏教伝道の最終地点を千葉にしたい`という、長谷川先生の思いのこもった作品となっている。胎内には先生の作品が多数あるからぜひご覧になっていただきたいと思う。

13階の腕展望から見た景色だ。房総半島の雄大な自然の景色を眺められるのが観音様の良いところだ。

そして、これが観音様の外観から見た一番上の頭の中である。このように一番上の頭の中はこのようになっており、この机の上に置いてあるノートに観光客がここまで登った感想を書くことができるようになっている。海外からの観光客の感想もあるから、それもまた魅力の1つでもある。

拝観料はお手頃で、大人 1人500円 中高生 1人400円 小学生以下は1人 300円となっている。

アクセスも館山自動車道 富津中央インターから5分で到着できるから、ぜひ1度は訪れていただき、観音様の魅力実感して欲しいと、衷心から願うものだ。